新卒者のむずかしさ

新卒者のむずかしさ

美容室と言う職場において、美容専門学校を卒業したばかりの若者や、国家試験に合格したばかりでどこでも働いたことのない美容師を採用する、と言う事は、まずはアシスタント業務から教えなくてはいけない、つまり即戦力にはならない人を抱える、と言う事であり、それは言ってしまえばかなり手間のかかる事態が予想されることになる訳です。当然これまで働いたことのない人を雇うわけですから社会人の基礎から教えなくてはいけませんし、そのための教育係の様な存在も必要になるでしょう。先輩美容師は自分の業務もこなしながら新人の指導を行わなくてはいけない、と言う日々が始まる訳です。こういう事はもちろんその美容室が活気づくきっかけともなるでしょう。新人の美容師を雇い入れる事ができる、と言う事はそれだけ経営にも余裕がある、と言う事ですからおそらく経営が上向いている状況でしょう。ですがそういう美容室ばかりではありません。現実には新人を雇うような余裕は無く、現在の人数でなんとか結果を出そうとしている美容室の方が多いものです。ですから新人の美容師を採用する、と言うケースはこの業界においては人数的には少ない、と思っておいた方が良いかもしれません。たとえば企業体形となっている美容室なら新人美容師の大量募集、と言う事もあるのかもしれません。美容専門学校を選ぶ時に目にするパンフレットには、よく「就職率」が掲載されていると思います。当然その就職率の数字が高いほど良い学校である、と言う判断をしますよね。ですがそれは国家試験に合格して卒業する事が出来て、その後すぐに就職も決まった、と言う人たちの数字ではない、と言えるかもしれません。美容師の求人と言うのは新卒者ばかりをターゲットにしているものではない場合が多いものです。たとえ新人で採用されたとしても、その時期は卒業のタイミングではなく、夏場や冬場になってやっと就職先が決まった、という事も多々あるようです。美容専門学校が「就職率」と言っているのは、その学校が独自に「就職率の計算の仕方」として定めている基準にそっているので、それが卒業する時点で就職先が決まっていた人数の割合かどうか、と言う事は資料をよく見なければ解らない、と言えるでしょう。たとえば小さな文字で注意書きがあって、「〇年度卒業生の現時点での就職率」と書かれているかもしれません。その資料が秋に発行されたものであるならば、その資料が発行されるまでの期間に就職が決まった人数の割合、と言う事になるでしょう。美容専門学校では出来るだけ高い数字を提示したい、と言う思いがありますし、それは理解できます。ですがその資料を読む側の目は、どちらかと言うと厳しい目を持っていた方が良さそうです。与野本町にある美容院