新人美容師への投資

新人美容師への投資

美容室に限った事ではありませんが、人を一人お店に雇い入れる、と言う事はその人に対してお店が投資する、と言う事と同じことになります。特に新人の美容師の場合は、他の先輩美容師たちと比べると、技術面もセンスの面でも劣ります。最初はまったく利益を生む存在とはかけ離れた所からスタートするわけですね。それでも雇い入れたからにはその新人美容師に対しても給料を支払わなくてはいけません。そのお金と言うのはいわばその美容師の将来を見込んでの投資額と言う事が出来るでしょう。この新人美容師をそだてればいずれはこの美容室に大きな利益をもたらす存在となる、と信じて教育や指導をし、その美容師の成長をお店側は願うわけです。新人美容師もその期待に応えるべく雑用や見習い、練習に励むわけですが、すべての新人が期待に応えてくれる、とは限りません。そこがまた経営者側の辛いところで、採用試験や面接の時点では将来性を確信する事ができたとしても、やっているうちにこれは上手くいきそうにない、と思えてくる新人もいるものです。ですがその時にはすでにその新人に対してかなりの金額を投資している事になります。ここで辞められてしまってはその投資金額は戻ってこない、と言う事になります。新人を育てる、と言う事はそういう厳しさも有ると思われます。美容師免許は取得していても一度も美容師としてお店で働いたことのない新人美容師を雇い入れる、と言う事は美容室にとってはある意味賭けをしている様なもので、その新人を雇って給料を支払いながら指導をしたり練習を指せたりしても、その新人美容師が必ずしもその美容室が期待する通りに育つと言う保証はないのです。もちろんいくら美容師免許を取得したからと言っても、職業には向き不向きがあります。アシスタント時代の厳しい練習や指導に耐えられるだけの精神力も求められます。ですから新人美容師たちの離職率というのはとても高いものだ、と言う事が一般的に言われています。新人として美容専門学校の卒業後すぐに働き始めたとしても、6月ぐらいには多くの新人美容師たちが辞めていくとも言われています。これは美容室側にとってはとても痛い事なんですよね。なぜならいくらすぐに辞めた、とはいっても、その間のお給料は支払っている訳です。給料分の力を発揮するまでも無く、ただ指導を受けている段階で辞められてしまったのでは、言葉はきついですが「払い損」と言う事になります。そこで多くの美容室では「試用期間」と儲けています。例えばその間の給料と言うのは低かったり、時給計算だったりします。そして双方の間で、美容師として働くのは無理、となった場合には退職を申し出る事も出来ますし、辞めてもらう事もできる、というシステムのようです。与野本町すぐの床屋